【1】新しいキーワードリストの提案内容

【1a】基本方針

【1b】変更によるメリット

  1. 第3キーワードとセッションサブタイトルがほぼ一致するので,講演申込者はどういったセッションに回されるか,予め推測しやすくなります.
  2. 第2キーワードによりどのセッションで話したいと思っているか,講演者の意図が明確に示されるので,運営委員が忖度する必要がなくなります

【1c】提案内容

領域1全体の新しいキーワードリストはこちらをご覧下さい.
量エレ部分のみを抜き出したキーワードを以下に示します.なお, キーワードリストは固定化せず,セッションの組み方に合わせて随時更新していきます.

【2】修正を必要とする理由について

【2a】第一キーワードの問題

最近(過去5年以上)は,大きなカテゴリとして の2つに分類してプログラムを編成しています.講演数が多いため,I と A はパラレルセッションで進めています.
このカテゴリ分けに対し,用意されている第一キーワードは 「量子エレクトロニクス(理論)」 「量子エレクトロニクス(実験)」 となっているため,全く一致していません.

【2b】第二キーワードの問題

第二キーワードと物理学会大会の各セッションサブタイトルとの相関もあまり 良くありません. (過去10年間の各セッションサブタイトルリストはこちらを参照) このため,講演申込者が指定したキーワードでは,どのセッションで (どういった聴衆を相手に)講演したいと思っているのか,その意図が汲めないことがあります.
(例) 「量子光学」というキーワードは一般的なので,量子情報的な内容を意図しているのか,それとも量子エレクトロニクス一般の内容を意図しているのか,このキーワードだけではわかりません.
さらに,今の第二キーワードには「高強度レーザー」「X線レーザー」などこの10年間のセッションサブタイトルに一度も使われていないキーワードが残っています.また,分光,原子・イオン分光,気相分子分光と,分光関係で3つもキーワードが細分化されているわりに,光コムや周波数標準などのキーワードが入っていません.

【2c】プログラム編成上の問題

2a, 2bの問題の結果,運営委員がプログラムを編成するためには
  1. 講演概要を良く読み
  2. 発表者の所属グループのPIの名前を見て,
  3. 同グループの過去の講演がどのセッションだったかも調べて,
  4. 場合によっては講演者本人に直接問い合わせて,
その上でセッションを決めるなど,大変煩雑な作業が必要なケースが頻出します.また,運営委員の理解力や長年量エレ分科を見てきた経験など,職人技的スキルが要求される作業となっています.

【2d】資料:現在のキーワードリストと量エレ分科サブタイトル一覧

2018年秋学会申込時のキーワードリストはここから参照できます.

サブタイトルとは,物理学会の各セッションの具体的内容を表すもの です.講演プログラム集の「量子エレクトロニクス」の下に使われている キーワードで,具体的には「Bose粒子の理論」「冷却原子実験」「周波数標準」 「量子光学・量子もつれ・量子測定」といったキーワードのことです. この10年間で使われた全てのサブタイトルをこちら にまとめました(手作業のため抜けや誤字等はご容赦ください).

2018年8月26日 文責:運営委員 植竹(岡山大)